クライアントへのCSSの提案
本来は簡単な提案ですが、説明しすぎることで難しくなっています。クライアントに独占禁止法の経緯は必要ありません。必要なのは、何が変わり、いくらかかり、いくら節約できるのかという情報です。
1段落で伝える提案
当社はGoogle CSSパートナーです。御社のShopping広告を当社のCSS経由で配信することで、クリック単価が約20%下がります。キャンペーン、予算、商品フィードは一切変わらず、目に見える違いは広告の下に表示される小さな1行が、Googleではなく当社の名前になることだけです。所要時間は5分で、いつでも元に戻せます。
まず「変わらないこと」から伝えてください。代理店の「最適化」で痛い目に遭った販売者は、「御社のShoppingアカウントに手を入れます」と聞いた時点で耳を閉ざしてしまいます。
自社の数字ではなく、クライアントの数字を持参する
直近12か月のShopping広告費を開き、その20%を計算し、その隣に自社の月額料金を並べてください。月に5,000ユーロを使っているクライアントであれば、月あたり約1,000ユーロの効果に対して、料金は40ユーロです。この比較そのものが提案してくれます。それ以上付け加えるものは、すべて説得力を薄めるだけです。
4つの反論
| クライアントの声 | 回答 |
|---|---|
| キャンペーンに支障は出ませんか。 | Google Ads内は何も変わりません。スマート自動入札はリセットされず、履歴も引き継がれます。 |
| なぜGoogleはこれを認めているのですか。 | 2017年のEU独占禁止法決定に基づく是正措置であり、キャンペーン施策ではありません。 |
| 広告の表記に落とし穴はありませんか。 | グレーの文字1行が変わるだけです。クリック率には影響しません。 |
| やめることはできますか。 | Merchant Centerの設定から、いつでも違約金なしで戻せます。 |
切り出すタイミング
すでにShopping広告の成果について話している場面が最適です。既存のクライアントに対して、CSSだけを単独の議題にする必要はありません。四半期のレビューで最も切り出しやすい話題です。まだ運用を任されていない見込み客に対しては逆で、負担が小さく成果が測れる施策として、関係づくりのきっかけになります。
効果測定について事前に共通認識をつくる
効果はCPCの低下とインプレッションシェアの上昇が混ざった形で現れること、そしてスマート自動入札が浮いた分の一部を貯め込まずにより多くのオークションの獲得に使うことを、あらかじめ伝えておいてください。請求額が20%下がると思っていたクライアントが、代わりにトラフィックが増えているのを見ると、説明不足だったにもかかわらず、大げさに売り込まれたと感じてしまいます。