プラットフォームのAIポリシー
プラットフォームのポリシーは法制度より速く動き、AI Actの適用有無にかかわらず効力を持ちます。共通点は見た目ほど広くありません。正確性はどこも必須とする一方、開示の扱いは分かれます。
すべてに共通する要件
- 表示している商品が、実際に販売する商品であること。これはAI以前からのルールであり、最も厳しく運用されています。
- 商品の機能や外観について、誤解を招く表現をしないこと。
- 権利のない実在の人物を、合成によって描写しないこと。
- 現地法を遵守すること。EUではAI Actもこれに含まれます。
違いが出るポイント
| プラットフォーム | 生成コンテンツへの方針 |
|---|---|
| Google Shopping | 個別の禁止規定はなし。商品の正確性に関するルールがそのまま適用 |
| Google Ads | 選挙広告における合成コンテンツには開示が必要 |
| Meta | 広告主による開示設定に加え、検出されたシグナルに基づく自動ラベル付け |
| TikTok | リアルな合成コンテンツには明示的なラベル付けが必要 |
| 生成コンテンツと検出されたものにラベルを付与 |
この表が述べていない点にご注目ください。いずれのプラットフォームも、生成された商品画像そのものを禁止してはいません。ルールの主眼は正確性と、実在の場面を撮影した写真と誤認されうるコンテンツへのラベル付けにあります。
いくつかのプラットフォームは来歴シグナルを自動で読み取り、それに基づいてラベルを付けます。マーキングを削除せずに保持すべき理由がここにもあります。ラベルのない画像が結局は検出された場合、隠蔽しているように見えてしまうからです。
Merchant Center固有のルール
Shoppingで実際に効いてくる制約はGoogleの商品画像ルールであり、その対象は画像の来歴ではなく画像そのものです。商品単体で写っていること、オーバーレイやウォーターマーク、テキスト、プレースホルダーがないこと、そしてランディングページと内容が一致していることが求められます。これらを満たす生成画像は許容され、満たさない写真は許容されません。
すべてを満たす1つの運用ポリシー
- メイン画像は、その商品を実際に撮影した写真に補正を加えたものにします。
- 生成したシーンは、追加画像やSNS広告、商品ページで使用します。
- 生成した人物や場所には、そのプラットフォーム自身の設定機能でラベルを付けます。
- 来歴マーキングは、残せる場所すべてで保持します。
- 生成した内容の記録を一元的に保管しておくこと。
このポリシーは、現時点でどのプラットフォームが求める基準よりも厳しいものです。つまり、いずれかのプラットフォームが規定を更新しても、書き直す必要はありません。